教員

片田 房

片田 房 名誉教授

ResearchMapサイト : https://researchmap.jp/read0053677

電子メール : [katada@waseda.jp]

研究分野・テーマは、形式言語学から言語や認知の類型学、土語の文書化まで、かなり広範に及びます。1997年から理工学術院の教員として、特定の自閉症に関連する特徴を持つ、理系学生や研究者がもっとも理解しやすいESPの研究を続けてきました。この研究は、オート(マルチ)リンガリズムの概念に基づいています。オート(マルチ)リンガリズムは、サイバー・リンガ・フランカ(共に私が作り出した言葉)と密接に関連しており、この2つの概念には、言語連鎖の3つのD、すなわち言語多様性、言語格差、言語分割(2002年以降片田が提唱)における世界的な言語格差を解決する手段となることが期待されます。

学歴

  • 1990年 南カリフォルニア大学 Ph.D.(学位論文:The Representation of Anaphoric Relations in Logical Form)
  • 1974年 東京学芸大学 B.A.

現在のCELESEでの担当

役職 :

担当科目 :

研究分野・キーワード

形式言語学(音韻論、形態論、構文論)、発達性ディスレクシアおよびウィリアムズ症候群における典型的な言語と認知、概念思考の持続可能な開発のための言語、全ての人のための教育、先住民語の文書化。

実績

  • 2019年 A unipolar concentration of English and the multilingual-semilingual paradox. Cognition and Exploratory Learning in Digital Age 2019: 379-386.
  • 2017年 Explaining persistency of moraic linguistic rhythm: Evidence from a language with lost script and acquisition of reading abilities. International Forum on Cognitive Modeling (IFCM). Science and Studies Foundation 2017: 106-113.
  • 2016年 From low to routine expertise: Cases of dysmusia with deficits in visuo-spatial and computational skills. International Journal Information Content and Processing 2(3). Institute of Information Theories and Applications: 203-215.
  • 2014年 Exploiting orthography-free phonological evidence in orthography-rich language. Penn Working Papers in Linguistics 20(1). Article 18.
  • 1991年 The LF representation of anaphors. Linguistic Inquiry 22(2), MIT Press: 287-313.
  • 1990年 On the representation of moras: Evidence from a language game. Linguistic Inquiry 21(4), MIT Press: 641-646.

その他

  • 早稲田大学理工学術院総合研究所招聘研究員(理工学術院任期付教員兼任)
  • 客員研究員
    • 2009年 米国マサチューセッツ工科大学(MIT)
    • 2019年 フィリピン ダバオデルスル州立大学(DSSC、(旧SPAMAST))、フランスLIG-GETALP(Laboratoire d’Informatique de Grenoble-Groupe d’Etude en Traduction Automatique des Langues et de la Parole)、米国カリフォルニア州立大学フラートン校(CSUF)
  • 日本学術振興会研究代表者
    • 科学研究費助成事業挑戦的研究(萌芽): No. 19K21790. オートリンガル時代における言語運用能力像の構築と新学習戦略の実践(2019年-2020年)
    • 科学研究費助成事業基盤研究(B): No. 26285214. 才能と障害のインターフェース:非定型発達児者にみる特異性メタ認知と多重知能の検証(2014年-2018年)
    • 科学研究費助成事業挑戦的萌芽研究No. 16K13561.バイリンガルとセミリンガルの狭間:グローバル化時代の言語格差と多言語運用能(2016年-2019年)
  • CELESE以外の早稲田大学での担当科目
    • 「ことば」の世界(社会文化領域コース)
    • 対照言語研究(大学院、文学学術院)