教員

菅原 彩加

菅原 彩加 准教授

ResearchMapサイト : https://researchmap.jp/ayakasugawara

電子メール : [ayakasug@waseda.jp]

音と意味の相互作用、その効果の背後にある言語的メカニズムを研究対象としています。例えば、「All of the apples didn’t fall (from a tree)」という文章があったとして、文の末尾でイントネーションが下がると「1つも落ちなかった」のか「全て落ちたわけではない」のかという曖昧さが残ります。ところが、同じ文章でも「All」を強調し、末尾のイントネーションを上げると、「全て落ちたわけではない」ことがはっきりと読み取れます。私の研究では、このような現象(言語が異なっても様々な文章でよく似た例が見られます)の理論的背景や、子供や外国語の学習者におけるその感知能力を調査しています。

学歴

  • 2016年 マサチューセッツ工科大学 Ph.D.(言語学)
  • 2010年 東京大学 M.A.(英語学)
  • 2008年 東京大学 B.A.(英語学)

現在のCELESEでの担当

役職 :

担当科目 : Communication Strategies, Academic Reading, Concept Building and Discussion

研究分野・キーワード

言語学、第一言語獲得、意味論、語用論、プロソディ、 第二言語習得

実績

  • 菅原, 宮本. “意味論と第一言語獲得のインターフェイス -Exhaustificationの観点から-” in 言語におけるインターフェイス. 西原哲雄ほか(編). 開拓社. Pp. 153-167. 2019.
  • Sode and Sugawara. “On the deliberative use of the German modal sollte,” in New Frontiers in Artificial Intelligence: JSAI-isAI 2018 Workshops, JURISIN, AI-Biz, SKL, LENLS, IDAA, Yokohama, Japan, November 12-14, 2018, Rivised Selected Papers (Lecture Notes in Computer Science). Eds. by Kazuhiro Kojima et al. Springer. Pp. 341-356. 2019.
  • Yatsushiro, Sugawara, and Sauerland. “Quantifier scope and intonation in German,” in Proceedings of the 43rd annual Boston University Conference on Language Development. 2019.
  • Ito, Shimamura, and Sugawara. “Manipulating π-geometry of (pronominal) zibun in Kansai Japanese and its relevance to imposters,” 日本言語学会第158回大会. 2019.
  • Ito, Shimamura and Sugawara. “Manipulating π-geometry of (pronominal) zibun in Kansai Japanese and its relevance to imposters,” 日本言語学会第158回大会, 一橋大学, 東京, 2019年6月.

その他

  • 「ことば教室」(未就学児対象イベント)協賛:高野会計事務所様 ミライズムオープニングイベント, Ibaraki, Japan, September 21-22, 2020.
  • 「言葉のふしぎ 音楽のふしぎ」(一般向け講演) Talk at ヴァイオリニスト須賀麻里江主催 音楽講座シンフォニア, Tokyo, Japan, October 27, 2019.