Advanced Technical Presentation
概要
この科目では、学生が自身の専門分野の国際学会で科学的・技術的な研究成果を発表するために必要な口頭プレゼンテーションスキルを身に付けます。この科目は4つのパートに分かれています。最初のパートでは、準備段階で考慮すべき口頭プレゼンテーションのマクロレベルの側面について議論します。これには、目的、対象聴衆、構成、流れ、スタイル、そして伝え方などがあります。また、プレゼンテーションの質疑応答に関連した問題や、その問題に対処するための効果的な戦略についても議論します。2つ目のパートでは、プレゼンテーションソフトウェアアプリケーションを効果的に使用して、理工学研究の背景、方法、結果、結論を説明する方法に関する短いチュートリアルを行います。3つ目のパートでは、現在行っている自分の研究の背景を紹介する口頭プレゼンテーションを準備し発表します。聴衆役の学生は、質疑応答セッション中に質問をし、プレゼンテーションの感想や改善できると思う部分に関するレポートを提出します。4つ目のパートでは、同様の手順で、自身の研究成果に関するより完全なプレゼンテーション(国際会議で発表されされるようなもの)を準備し発表します。パート3と同様に、聴衆役の学生は質問をし評価レポートを提出します。各プレゼンテーションの後に、問題点と改善すべき部分を明らかにする全体ディスカッション・フィードバックセッションを行います。
学習到達目標
- プレゼンテーションの重要性とその固有の問題を理解する。
- 落ち着いて、自信と威厳を持ってプレゼンテーションを行う。
- 一般に普及しているプレゼンテーションソフトウェアパッケージを使用して明確で魅力的な視覚資料を作成する。
- 聴衆、目的、構成、流れ、スタイル、プレゼンテーションの伝え方を見分ける。
- 準備したスピーチやメモをもとに、理解可能な発音やイントネーションでプレゼンテーションを行う。
- プレゼンテーションの内容を伝えたり説明したりする時に自然な表現のリンキングフレーズや表現を使用する。
- 聴衆からの質問に対処する方法を理解する。
- プレゼンテーションのリソースとデータを引用・参照する方法を学ぶ。
科目シラバスはこちらからダウンロードできます。
授業の詳細はWaseda Moodle科目ページで確認できます。
教材
- 参考書:『Presenting Research in Science and Engineering (2nd Edition)』L.アンソニー(2010)DTP出版
採点・評価
- 構成
- 受講生が行っている研究の背景に関するプレゼンテーション
- プレゼンテーション準備に使用した資料(10%)
- PowerPointファイル(10%)
- パフォーマンス(20%)
- 受講生が現在行っている研究の成果に関するプレゼンテーション
- プレゼンテーション準備に使用した資料(10%)
- PowerPointファイル(10%)
- パフォーマンス(20%)
- その他の授業中の課題と宿題(10%)
- 試験欠席の取り扱い
その他 関連情報